刀語第十二巻

 一年間毎月出ていた刀語もついに終幕。

 泣きませんでした。
 けれどなんだろう、この胸にじわじわと広がる想いは。
 結局、という言葉を使えば全てはそれまでなのだけど、それでもその先にまだ何かがあるような、そんな感覚。
 
 喪失と疾走と、苦さ。
 そしてその先に還る何か。

 やはりこの人は凄い。